基板作成中


※未発注

6面+サブボード各種。A47型のバッファ段にTr・FET・バッファICのサブボードが刺さります。


※作成済み
ワークサイズ製造で1枚\9500、これは2種1面ずつですが2面付けしてあとのエリアで先にA47各種バッファをテストしておく予定。


2009/09/06 途中テスト



 PchとNchが同一のパッケージに入ったMOS-FETアレイAOP610を試しに使ってみようということでA47タイプの汎用バッファメイン基板とMOS-FETバッファ基板を手配線で試作してみる。
 前回上に晒したときから小変更としてA47メイン基板には空きを利用してDCサーボを入れてある。普通に完成、A47スタンダードにOPAMPをバッファ部に刺してDCサーボも乗っけてしばしテスト。きっちりDCもなくなっており問題なし。

 今回のは試作なのでMOS-FET運用時は不要な合成抵抗省略、入出力カップリング省略、LED省略などなど。サーボの0.47uFが手持ちになく(なくはないがデカい)、チップ積セラの1uFで代用。サーボ部の抵抗やコンデンサは音に殆ど影響がないので1uFが1608サイズで済んでしまうのは本当に有り難い。とはいえ扱いにくいことは扱いにくいのでリードタイプの積セラ1uFか0.47uFを今度秋月で買っておいてサーボ用にしよう。
 敢えて初段のC1815とA1015は選別しないで適当に部品箱にあったYランクをブッ刺してみる。今回作るFETバッファ部は上下ともに調整のVRがあるので終段のアイドリング電流さえ揃えばいいだろう、どうせコンプリペアとはいえP-chとN-chの特性は揃ってないから神経質になるところじゃないと割り切る。入力をショートして出力はダミー負荷に変えてから上下のVRを回しながらアイドリングを調整、片方をいじるともう一方もズレるので根気よく追い込んでいくと揃った。この段階でもちろんオフセットは0.00mVにピタリと揃っているからDCサーボのOPAMPは載せなくてもいい。
 アイドリング電流の調整はソース抵抗両端の電圧を測ってやるのだがMOS-FETの良さを出すために0.25Ωなんかの小さな抵抗を入れてやった場合は5mVとかが正確に計れないといけない。私はまだミリバルを持っていないのでソース抵抗を4.7Ωにすることで0.094V→0.1Vをテスターで計る事にした。この電圧なら手持ちのテスターでもある程度の精度が期待できるわけだ。

 各部変な電圧が出ていないか再度確認してから 生贄 実験用のMDR-EX71を刺して電源投入、普通に鳴る。暫く鳴らしておいてアイドリングを何度か再調整、出力に直流も出ていないし変なクリップも歪みもない。問題なさそうなのでMDR-EX700SLに刺し変えてしばし聞いてみる。おーーー、いいじゃない、MOS-FETらしい鳴り方してますよ、マルツのFETバッファアンプに似た鳴り方。いや似てるとかそんな聞き分けは出来ないのでほぼ同じにしか判別出来てないと思うけどwww MOS-FETの発熱は「ちょっと長時間触ってると手を離したくなる」程度のやや熱めなのでヒートシンクつけてやったほうがいいかもしれない。

 なにはともあれこの回路で無事に鳴ることが確認出来たので給料日を待ってワークサイズ発注かけよう。

後日問題発覚

 他のMOS-FETアレイに変えて再調整して暫く鳴らして放置してたら煙ふいてたwww
 調整用のポテンショメーターに電流が流れすぎているようで発熱し抵抗値が下がって暴走といった具合の様子。この回路構成だとポテンショメーターの調整値が1KΩを下回ってようやく後段が20mAになっているので回路自体に問題があるようだ。参考にしたΛコンさんのところは±20Vだし、そのまま転用するのは無理があった。
 マルツのFETバッファアンプの構成に変更、Trを使わず前段は抵抗の分圧のみで電流をコントロールする方式。暫くこれでテストだな・・・基板発注前のテストは本当大事です。



あまった基板スペースにのせようとしてるPCBEパターン

LH0032をシングルとデュアルに変換する基板

LH0032等価回路のディスクリOPAMP

HA9P5002をBUF634P相当にする変換基板
裏面にSBDとレールまたぎのパスコンを実装可能

秋月扱いのダーリントン終段SEPPをバッファにしてみる
※手配線で組みましたが普通にいい音です、パワフル